「1・2の三四郎」小林まこと

「1・2の三四郎」は、1978年から83年までの間に、週刊少年マガジンに連載されたスポーツギャグ漫画です。
作者の小林まことは「What’s Michael?」や「柔道部物語」など、ギャグ漫画で数々のヒットを飛ばしていますが、「1・2の三四郎」はその原点となり、また彼の出世作ともなった記念碑的な作品でもあります。
高校生の主人公・東三四郎は、ラグビー部で飛鳥とともに抜群の実力を持つスター選手でしたが、練習中に危険なプレイをしたとしてラグビー部を追い出されています。
彼はあらたに柔道部に入部しようとしますが、彼の入部とすれ違うようにほかの部員が全員やめてしまいます。
そこに元レスリング部の馬之助や元漫画部の虎吉がやってきて、三四郎とともに格闘部を結成。学園祭の出し物として、ラグビー部と格闘部がラグビーで対決することになります。
この漫画の面白さは、スポーツ物語としての面白さと、ギャグ漫画としての笑いにあると思います。
まず、スポーツ漫画としてのクオリティが高いです。
この漫画は、最初はラグビー、次に柔道、そして高校を出た後にプロレスと、扱うスポーツが変わっていきますが、どの物語も練習シーンから丹念に描かれ、大変に熱い物語です。
そして、ギャグ漫画としての面白さ。スポーツとして熱い物語ではあるのですが、それをカッコつけたりシリアスになったりせず、なんでも笑い飛ばしてしまいます。
連載当時は熱血青春もののテレビドラマが流行していた時代でしたが、それを茶化すのではなく、あくまでユーモアをもって青春が描かれた点が魅力でした。
そして小林の独特のギャグセンスは、以降に小林がヒットを飛ばす「柔道部物語」などに引き継がれていきました。

This entry was posted in 未分類. Bookmark the <a href="http://achievedc.mapkist.com/123" title="Permalink to 「1・2の三四郎」小林まこと" rel="bookmark">permalink</a>.

Comments are closed.